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私の南伊豆留職日記vol.03:タダ サチノ【日常に自然が溶け込むこのまちで】

ご無沙汰しています。『南伊豆新聞』編集部の多田です。

月日が経つのは早いもので、このまちを訪れてから2ヶ月が経ちました。

青野川沿い、例年よりも遅咲きと言われていた桜も無事満開を迎え、今では葉桜に。
毎日散歩をしていると、かたちも色彩も、日々変わっていく桜の姿に気がつきます。

このまちで過ごした2ヶ月間。

朝食を買いに行く途中、朝を知らせてくれるかのような鳥のさえずりに気がついたり。
自転車でまちを散策していたら、菜の花にふと足を止めてしまったり。

私は、日々の暮らしで自然を感じられる南伊豆に、魅力を感じています。

今回の「留職日記vol.03」では、このまちで感じた『日常と隣り合う自然』について、お届けします。

日常に溶け込む自然の恩恵

このまちに来る前のこと。

私はビルに囲まれた、都内のホテルに勤めていました。

高層ビルに囲まれた都内で過ごしていた自分にとって、自然を感じることは非日常。

たとえば有給休暇を利用してキャンプに出かけたり、山に登ったり。

遠くに出かけることで、自然を味わおうとしていました。

一方で、このまちで過ごしていると、何気ない日々の中で自然と触れることができます。

たとえば、少し前の新月の日。

深夜0時過ぎに外に出てみると、すぐに星空が出迎えてくれました。

他にも、友人と弓ヶ浜に行ったときのこと。

山にしずむ夕日を眺めるだけのつもりが、五感を通して海を感じたくなり…。
思わず靴を脱ぎ捨てて、海へ走っていきました。

日が暮れると気温は下がる一方で、陸よりも水温の方が高いことに気がつくのも新しい発見。

このまちには、海も山も川も、すぐ近くにあるのだと改めて感じます。

このまちで過ごしていった2ヶ月間。

私は少しずつ、日常と自然が近くにあることに、気づけるようになっていると感じます。

とはいえ、南伊豆町は想像以上に広く、私が見てきた景色はほんの一部。

まだまだ見ていない景色がたくさんあります。

このまちにいる間、山菜を取りに行ったり、花の香りを感じたり。

季節の移り変わりを楽しみながら、日常に溶け込む自然を味わいたいです。

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