町長と行く!南伊豆巡りvol.01 〜Cafe HIPS〜 2018.9.7
・
・
・
南伊豆新聞なら、岡部町長の肩書き以外の部分を紹介できるかもしれない。
思い立ったら即行動。
さっそく、町長に連絡を取り。デートの段取りを組みました。
なので、今回は政治的な話は一切なし。
「南伊豆の未来について」といった話はしていません。
お願いしたのは、「町長が今、行きたいお店に連れていってください」というもの。
すると、町長の口から出てきたお店が、HIPS(ヒップス)なのでした!
というわけで、「南伊豆新聞1日アシスタント」に就任した町長とヒップスを紹介します。
これまで自分が美味しいと思ったものを大事にしてつくっています
ヒップスは、南伊豆の一番の観光地「弓ヶ浜」から徒歩3分の場所にある。
・
・
・
デート当日。
この日は大雨。
南伊豆新聞
岡部町長、今回どうしてヒップスに行きたいと思ったんですか?
岡部町長
おふくろとヒップスの店主が一緒の仕事場だった時期があってね。それがきっかけで一度だけお店に行ったんだけど、それっきり行けてなくてさ。
南伊豆新聞
なるほど。ということは、今回が2回目なんですね。
岡部町長
そうなんだよ。この前はオムライスを食べたかな。
南伊豆新聞
僕はどれにしようかなぁ。山田さん、おすすめはなんでしょう?
山田さん
おすすめかぁ。めずらしいって言われるのが「オムナポ」かなぁ。
南伊豆新聞&岡部町長
オムナポってなんですか?!
山田さん
「オムライスも食べたいし、スパゲティを食べたいなぁ」って迷っている人がいたから、「じゃあどちらも食べたい人のために作ろう!」って思ったんです。
南伊豆新聞
では、オムナポをお願いします!
岡部町長
いいねぇ。メニューがいっぱいあるから迷っちゃうね。
山田さん
自分がいいなと思うものをメニューに追加しています。「これとこれを組み合わせたらお店のメニューにならないかなぁ」とか、普段から考えますね。
岡部町長
この「肉球型白玉」ができたきっかけって、なんだったの?
山田さん
たまたま肉球に使えそうなお菓子道具をお店で見つけたんです。その時、「これ、肉球型の白玉にできないかなぁ」って(笑)。肉球に見えるようにするまで大変でした。多分、私がお家でワンちゃんを飼っていたから思いついたのかも。そんな風に私の好きなものがお店に反映されています。
山田さんに料理を作ってもらっている間、岡部町長と世間話。
南伊豆新聞
岡部さんは、町長をされる前は何をされていたんですか?
岡部町長
もとは部屋を改装する内装屋だったんだよ。床を貼ったり、壁紙を張ったりしてさ。高校を卒業してからは氷屋をやったり、車の営業マンをやったり職を転々としていた時期もあったけど、27歳の時に内装屋に転職して30歳で独立したんだよ。
南伊豆新聞
そうだったんですね! 27歳で未経験の業界(内装屋)って、結構が勇気がいるなぁと思ってしまうんですが、そんなことはなかったんですか?
岡部町長
30歳までに自分のやりたい仕事が見つかればいいなぁと思っていたよ。まぁ不安がなかったといえば嘘になるけどね(笑)。いろいろ遠回りしたけれど、内装屋はやりたかった仕事でもあったし。と、言いながらも高校時代はスポーツメーカーで広報の仕事をしたいと思っていた時期もあったんだ。
そんな話をしているうちに、岡部町長のロコモコが来た!
南伊豆新聞
では、町長、食レポの方を・・・。
南伊豆新聞
町長、すみません。もう少し具体的に・・・。
岡部町長
「いやぁそういうのはまだちょっと苦手で(笑)。とにかく、おいしい!」と笑顔でロコモコをペロリと完食された。
南伊豆新聞
で、では角度を変えて。ロコモコを選んだ決め手は?
岡部町長
「実は、僕はハンバーグと卵が大好きなんだ。特にゆで卵と目玉焼きなら、いつの場面でも食べられるくらい好きなの(笑)」
南伊豆新聞
いつの場面でも!(笑)
岡部町長のゆで卵と目玉焼き愛を聞いていたら、オムナポがきた!
南伊豆新聞
オムナポとか肉球型白玉とか、独創的なメニューが並んでいますね。山田さんがヒップスをオープンするきっかけはなんだったんですか?
山田さん
小さい頃からケーキとか料理を作るのが好きで、いつか自分のお店ができたらいいなと思っていたんです。それで結婚して家を建てるタイミングで今のお家(ヒップス)を建てました。お店を始めるつもりで大工さんに建ててもらったんです。
岡部町長
家を建てたのと同時にお店がオープンしたんだね。
山田さん
そうなんです。だから私自身、どこかの飲食店で修行を積んできたわけではないんです。オープン当初はお客さんから『どこかで何年か修行してきたの?』って言われることがあって。そのときに初めて不安になりましたね(笑)。
南伊豆新聞
自分のお店を出すのが夢だったから、修行せずに自分のお店を始めたって、なんか気持ちいいというか。やりたいことを真っ先に優先したところが素敵です。
山田さん
お客さんからは、私が作るオムライスは食べたことがない味だって話してくれます。でも、私がすごく好きな味なんです。自分の感覚で食べてきたものとか、自分が美味しいと思ったものを大事して作っています。
どこのお店の色にも染まっていない山田さんの料理とお話は、どこか食べていて気持ちがいい。
南伊豆新聞
ヒップスの名前の由来はどこからきているんですか?
山田さん
“Hiphop”という言葉のリズムが好きで、それがもとになっています。Hipはおしり。“おしりあい”からきています。お店のロゴはお尻をイメージしていて、皆さんとお知り合いになれたらという思いが込められているんです。
南伊豆新聞
そうだったんですね。町長はご存知でしたか?
岡部町長
知らなかったなぁ。お客さんからしてみると、お店の名前は一見関係ないものかもしれないけれど、そうやって聞くとお店への思い入れが増すなぁ。
南伊豆新聞
そうですよね。山田さん、今日はありがとうございます!
私と岡部町長は取材を終えて、お店を出た。
南伊豆新聞
岡部町長、今日はどうでしたか?
岡部町長
次はオムナポを食べてみたいね。自分がもともと商売をやってきた人間だから、そう思うことかもしれないけれど、今度来たときに「これを食べよう」って思うような商売をしていたね。
南伊豆新聞
なるほど。ぜひとも、また岡部町長の視点をお借りしたいです。
岡部町長
また行こう、よろしくね!
今回、岡部町長と伺ったヒップス。
ぜひ、一度足を運んでみてください。
町長と行く南伊豆巡り、次回もお楽しみに!
【HIPS(ヒップス)】
場所:〒415-0152 静岡県賀茂郡南伊豆町湊715-1
電話:0558-62-5112
営業時間:10:o0~17:00(ラストオーダー16:45)
定休日:第2、4日曜日 ※7月、8月は休業
※「南伊豆新聞を見たよ!」と伝えてくれると嬉しいです!