私の南伊豆留職日記vol.01:タダ サチノ【ローカル編集者としてやってきました】 2023.2.1
みなさんはじめまして。
1月から、下賀茂にあるゲストハウス「ローカル×ローカル」にて、留学ならぬ、留職にやってまいりました、多田 祥野(ただ さちの)と申します。
2023年3月末まで「ローカル×ローカル」に、住み込みで滞在します。
生まれも育ちも神奈川県茅ヶ崎市。
電車に揺られ、バスに揺られ、海のあるまちからやってきました。
『南伊豆新聞』にて発信を。
「ゲストハウスに住み込み」と聞くと、宿のフロントスタッフとして、滞在するイメージが強いかもしれません。しかし今回、私は「ローカル編集者」として留職にやってきました。
主な活動内容は、本媒体『南伊豆新聞』を通して、南伊豆町のお店や人、風景など、このまちの1シーンを発信していくことです。
具体的には、
・南伊豆町のお店
・このまちで暮らす人
・留職生日記(私が南伊豆の生活で、日々感じること)
について発信していきます。
南伊豆町。夏の弓ヶ浜にて。
「編集」の原点
そもそも、「ローカル編集者」に興味を持った原点は、学生時代におこなっていた放浪旅。
それまでの私は、家族や学校内など、決められた範囲の中で、優等生に振る舞ってきました。
東京の大学に入学すると、慣れない都会での生活も、学外のお店で出会う人も、すべてが新鮮で。
このとき、自分は「井の中の蛙」だったことに、気付かされたのです。
「もっと知らない世界を自分の肌で感じてみたい。」そんな思いから、19歳のころ、ヒッチハイクに挑戦しました。
初めてのヒッチハイク。東京から大分の温泉街をめがけて。
実際に、車に乗せてくださった方たちから聞いた、ひとつひとつの物語。
みなさんのお話には、ひとつとして同じものがなく、真剣に聞き入ってしまいました。
ヒッチハイクの旅は、「どんな生き方をしても良い」と実感できた最初の体験です。
この経験から、人の物語を聞くことで、その人の応援をしたり、一緒に考えたりすることが、私にとって、幸せだと感じるようになりました。
今思うと、そのころから人の話を聞いて、Webや紙にして発信していくライター、編集者という職業に興味があったのかもしれません。
このまちの人に魅せられて
また、全国に「ローカル」といわれる地域がたくさんある中で、なぜ南伊豆町を選んだのか。
その理由は、昨年から南伊豆に訪れる度、このまちで暮らす人たちに魅了されているからです。
たとえば、自然と共存する暮らしを大切にするために、作物を自分たちでつくる方がいらっしゃったり。飲食店を営むかたわら、古民家を自分のつくりたいように改修する方がいらっしゃったり。
古民家からの、のどかな風景。
このまちで出会ってきた人たちは、自分の「すき」に正直な方が多いと感じています。
私は、そんな「すき」が起点となって、行動されているみなさんのお話を伺い、言葉にすることで、応援していきたいと思っています。
最後に
とはいえ、お店や人を感じるためには直接話してみたり、体験してみたり。実際に「場を共に過ごす」ことによって感じられることの方が多いのかもしれません。
そのため、今回私が発信する『南伊豆新聞』は、人と人が、直接関わる“場の入口”として、肩肘張らず、ふらりと立ち寄っていただける媒体となれば嬉しいです。
「ローカル編集者」と名乗ったものの、編集経験は浅く、時にみなさんにご迷惑をおかけしてしまうこともあるかもしれません。そのようなときは、ご指導いただけましたら幸いです。
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。
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