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よなしま屋 とうふ店さんが閉店。新しい門出へ!

下賀茂商店街の通りにある豆腐屋、『よなしま屋 とうふ店』が6年間の歴史に幕をおろした。

よなしま屋 とうふ店(以下:よなしまさん)は、かまど炊きの手作り「沖縄島とうふ」を製造販売しているお店。

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9月の中旬。“あと一週間でよなしまさんが閉店する”。

その知らせを聞いて、お店に向かうと店主の栗本さんとばったり。

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配達を終えたばかりの栗本さん。普段通り、淡々と仕事をしていた。

栗本さんは南伊豆に拠点を置きながら、冬は与那国島で働き、初夏は和歌山の梅の収穫の仕事をしている。季節の移ろいに合わせて仕事を選び、生きている。私の周りでは珍しい大人だ。

栗本恵介さん。焼けた肌が似合うなぁ

栗本恵介さん。焼けた肌がかっこいい

よなしまさんのお豆腐は、栗本さんが2006年に与那国島に移住された時に出会った島豆腐がベースになっている。

80歳を超えたオバアがかまどに薪を焼べながら一つひとつ手作業で作っていく姿に感動した栗本さん。自分でもやってみたいと試行錯誤を繰り返し、豆腐づくりに目覚める。

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こちらが、よなしまさんの島豆腐。

しっかりとした弾力と大豆の味を感じられるやさしいお豆腐。料理の主役を張るほど

島豆腐(大380円/小200円)。しっかりとした弾力と大豆の味を感じられるやさしいお豆腐。料理の主役を張るほど、うまい

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与那国島で学んだ島豆腐、しな豆腐、豆乳

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私はおそるおそる、

「お店を閉めた後は、どうすんですか?」と伺った。

すると栗本さんは笑顔で「これから決めるんだよ」とおっしゃった。

その言葉に、たじろぐ私。

栗本さん:「ここで『これをやります』って答えてしまうとその言葉に縛られてしまうからね。久しぶりにまっさらになった状態です。だから、これからどんなことをしようか、今が一番ワクワクしているんです」。

おぉ!と同時に、ちょっとだけ私の心にあったさびしい気持ちが変化した。

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なんていうか、決してこれはさびしいことではなく(本音はさびしいけど)、次の栗本さんの門出であり、変化なんだなと思いました。

次の栗本さんの展開にエールを送りたいと思います。

南伊豆新聞として、ここにこんな素敵なお店があったという事実をしっかり残したいと思います。

【よなしま豆腐*2019年9月15日に閉店】
場所:〒415-0303 南伊豆町賀茂郡下賀茂291-3
Web:https://yonashimaya.com

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